2022年4月に、鹿児島大学先端科学研究推進センター生命科学動物実験ユニット(HPへのリンク)に設立された、新たな共同研究部門である「医用ミニブタ・先端医療開発共同研究部門」では、慢性腎臓病に対する課題克服をはかるため、高品質な透析医療の実現や腎移植医療の課題解決を目指し、医用ミニブタを用いた前臨床研究や、臨床研究を通じ、安全かつ高品質な治療法の開発と臨床化を目指すことを目的とする研究活動を進めて参ります。
共同研究部門では、2017年6月から2022年3月まで本学に設置された寄附講座「高生体適合性医療機器・臓器開発講座」の活動を更に発展させ、社会医療法人白光会白石病院、特定非営利活動法人医用ミニブタ研究所、鹿児島大学先端科学研究推進センター・生命科学動物実験ユニット・大動物研究推進部門との協力のもと、
1)血液透析臨床医療における問題点把握と既存医療機器の課題把握
2)血液透析に関連する課題の克服をはかるミニブタを用いた前臨床研究や臨床研究の推進
3)腎移植の予後改善につながるミニブタを用いた前臨床研究の推進
4)異種移植の実現を目指した遺伝子改変ブタの作出
5)医用ミニブタを用いた研究活動の推進支援
を主な課題に掲げ、研究を推進いたします。