新着情報
2025/12/11
学位論文公開審査(近藤)
本研究室所属の大学院生・近藤 晃先生(臓器置換・異種移植外科学)の学位論文公開審査が無事終了しました。非常にレベルの高い発表で、質疑応答においても的確な回答がなされ、研究室メンバーにとって大変参考になりました。近藤先生のご努力はもちろん、多くの先生方のご指導・ご協力により、このたび学位取得に至りました。関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
2025/12/10
論文採択(アルゴンガスの肺虚血再灌流障害抑制効果)
クラウン系ミニブタを用いて、周術期にアルゴンガスを吸入させることによって、肺の温虚血再灌流障害モデルが抑制されることを明らかにしました。本研究結果がJournal of Clinical Medicineに採択されました。
2025/11/23
第11回日本先進医工学ブタ研究会研究集会
第11回日本先進医工学ブタ研究会(当番世話人:佐原)を、2025年11月21日(金)から22日(土)にかけて、明治大学グローバルフロントで開催しました(テーマ:ブタを基盤とする医工学トランスレーション研究の新時代−農学・獣医学・医学・工学・薬理学の連携強化で拓く次の10年)。80名を超える参加者を集めるなか、2日間にわたり活発な討議が繰り広げられました。参加いただいた方々、ご講演いただいた皆様方に、心よりお礼申し上げます。
2025/08/29
論文採択(腎移植の臓器保存温度と保存液に関する研究)
高度の温虚血腎を用いた移植の際に適した臓器保存温度と保存液を検討したクラウン系ミニブタを用いた実験結果がJournal of Clinical Medicineに採択されました。
2025/08/11
論文採択(一酸化炭素の医療応用に関する総説)
研究室が長年取り組んでいる一酸化炭素の医療応用、特に虚血再灌流障害抑制を中心とする前臨床実験を中心にまとめた総説 "Carbon Monoxide as a Molecular Modulator of Ischemia–Reperfusion Injury: New Insights for Translational Application in Organ Transplantation" が、International Journal of Molecular Sciencesに採択されました。2025/04/15
論文掲載
国際共同研究である異種移植の臓器保存(低温機械灌流保存の有用性)に関する論文 "Hypothermic machine perfusion prevents hyperacute graft loss in pig-to-primate kidney xenotransplantation after 5-hours of cold Ischemia" が、Communications medicineに掲載されました。2025/04/01
新メンバーの加入
2025年4月1日から、医用ミニブタ・先端医療開発共同研究部門に特任研究員として清水健哉さんが加入しました。ブタを始めとする中大動物を用いた実験の経験が豊富であり、即戦力としての活躍が期待されます。また岩本明幸さんが腎臓移植に関する実験に参画することになりました。これまでの臨床経験を基にした、新しい考え方や技術が研究室に導入されることが期待されます。
2025/04/01
医用ミニブタ・先端医療開発共同研究部門の設置期間延長
2022年4月に、私たちの大動物研究推進部門と、社会医療法人白光会白石病院、特定非営利活動法人医用ミニブタ研究所の協力のもと、先端科学研究推進センター生命科学動物実験ユニットに設立された「医用ミニブタ・先端医療開発共同研究部門」の設置期間が、2028年3月31日まで延長となりました。慢性腎臓病に対する課題克服をはかるため、高品質な透析医療の実現や腎移植医療の課題解決を目指し、医用ミニブタを用いた前臨床研究や、臨床研究を通じ、安全かつ高品質な治療法の開発と臨床化を目指すことを目的とする研究活動を継続して進めていきます。
2025/03/05
異種移植の臨床応用に関する記事掲載(朝日新聞)
2025年3月5日の朝日新聞に掲載された、異種移植の臨床応用を目指した世界の流れに関する記事で、研究室の佐原のコメントが掲載されました。
2024/11/25
ヒトへの移植を想定したブタを用いた異種腎臓移植の実施
このたび、ヒトへの移植を想定した多種類の遺伝子が改変されたミニブタを用いて、カニクイザルに対する異種腎移植を日本で初めて実施しました。ミニブタは明治大学発のベンチャー企業「ポル・メド・テック」から提供され、移植手術は、京都府立医科大学泌尿器科の奥見先生執刀のもとに実施されました。NHKの全国ニュースをはじめ、読売新聞や日経新聞、南日本新聞など各種の新聞にも報道され、この分野に対する期待の高さを実感しています。今後、継続的に研究を進め、日本における異種移植の実用化につながる道筋を切り開きたいと考えます。